肺MAC症

長引く咳や痰、健診での異常は「肺MAC症(非結核性抗酸菌症)」かもしれません。

風邪ではない長引く咳や痰、突然の「血痰」にお悩みではありませんか?

  • 「風邪は治ったはずなのに、咳や黄色い痰が何ヶ月も続いている」
  • 「ある日突然、痰に血が混じって(血痰)パニックになった」
  • 「健康診断の胸部レントゲンで、思いがけず『影がある』と指摘された」

このような症状や健診結果でお悩みではありませんか?近年、とくに中高年の女性を中心に急増しているのが「肺MAC(マック)症」という肺の感染症です。

初期はまったくの無症状であることも多く、健診で偶然発見されるケースも少なくありません。しかし進行すると、しつこい咳や痰、血痰、微熱、だるさ(倦怠感)、体重減少などが現れ、日常生活の質を大きく落としてしまう厄介な病気です。

人にはうつらない?「肺MAC症(非結核性抗酸菌症)」の正体

肺MAC症は、正式には「非結核性抗酸菌症(ひけっかくせいこうさんきんしょう)」と呼ばれる病気の一種です。「結核」という名前がつくため、「家族にうつしてしまうのでは?」とパニックになる方もいらっしゃいますが、ご安心ください。結核とは異なり、「人から人へは絶対にうつらない」のが最大の特徴です。

MAC菌(マック菌)は、水や土、ほこりなど、私たちの身の回りの自然環境中にごく普通に存在している常在菌です。健康な人が吸い込んでも通常は問題ありませんが、何らかの理由で気道や肺の局所的な免疫力が落ちていると、菌が肺の奥に定着して繁殖し、ジワジワと肺の組織を壊してしまいます。

なぜ?「中高年のスリムな女性」に急増している理由

肺MAC症は、昔は「肺結核を患ったことのある男性」に多い病気でしたが、現在は「過去に肺の病気をしたことがない、中高年のスリムな女性」に圧倒的に多く発症しています。明確な理由はまだ完全に解明されていませんが、女性ホルモンの変化や、痩せ型で胸の扁平な体型が呼吸の深さに影響していることなどが要因として指摘されています。また、ガーデニング(土いじり)が趣味の方や、水回りの掃除を頻繁にされる真面目な主婦の方に多い傾向があります。

日常生活の落とし穴!「お風呂場」と「土いじり」に要注意

MAC菌は「水気と土」が大好きです。肺MAC症と診断された方、あるいは予防したい方は、日常生活で以下の点に注意することが非常に重要です。

お風呂場のシャワーヘッドや湯船のフタ
MAC菌は水垢やぬめりに潜んでおり、シャワーの飛沫とともに肺の奥深くへ吸い込まれやすくなります。浴室は換気を徹底し、シャワーヘッドの穴もこまめに掃除しましょう。

ガーデニングや農作業
乾燥した土や腐葉土を扱う際、舞い上がった土埃と一緒にMAC菌を吸い込んでしまうことがあります。土いじりをする際は、必ずマスクを着用してください。

治療は「数年単位」の長期戦。複数の薬と副作用の管理が必須です

肺MAC症の治療は、一般的な風邪や肺炎のように「抗生物質を1週間飲めば治る」というものではありません。実は、肺MAC症には「この菌を完全に死滅させる特効薬」がまだありません。そのため、基本的には3種類(クラリスロマイシン、リファンピシン、エタンブトールなど)の抗菌薬を組み合わせ、1年〜数年単位で毎日飲み続けるという非常に根気のいる治療が必要になります。

また、長期間薬を飲むため、視力低下や肝機能障害、胃腸障害などの副作用が出ないかを定期的にチェックしなければなりません。「薬を飲んで終わり」ではなく、専門的な知識を持った呼吸器専門医による細やかな継続管理が絶対に不可欠な病気なのです。(※症状が軽く、進行が遅い場合は、すぐに薬を使わずに定期的なCT検査で「経過観察」とすることもあります。)

正確な診断と経過観察。秋田内科・呼吸器内科の「専門検査」

肺MAC症は、他の肺疾患(結核や肺がん、気管支拡張症など)と区別することが非常に重要です。静岡市葵区の「秋田内科・呼吸器内科」では、以下の専門検査で正確な診断と治療効果の判定を行います。

・高画質院内CT検査
肺MAC症に特徴的な「気管支の拡張」や「小さな粒状の影」を、レントゲンでは見えない細部まで鮮明に確認します。当院は院内に高画質CTを完備しているため、その日のうちに肺の状態を詳しく評価し、病状の進行度を正確に把握できます。

・喀痰(かくたん)培養検査
患者様の痰を採取し、本当にMAC菌がいるのかを専門機関で詳しく調べます。菌が育つまでに数週間かかることもありますが、確定診断において最も重要な検査です。

※重症例や外科的手術が必要と判断されるケースでは、近隣の基幹病院(大病院)と速やかに連携し、「二人主治医制」で患者様をしっかりとサポートいたします。

駿河区・清水区・藤枝市からも多数来院。少し遠くても「呼吸器専門医」を選ぶ理由

当院は静岡市葵区に位置しておりますが、ご来院される患者様は葵区内にとどまりません。駿河区や清水区、そして隣接する藤枝市など、広域から多くの患者様が当院をかかりつけ医として受診されています。

肺MAC症は「数年にわたる長期の治療」と「定期的なCT検査による病状のチェック」が欠かせない病気です。「近所の内科ではCTがないため、大病院を紹介されたが、待ち時間が長すぎて通院がストレスになっている」「長期間複数の薬を飲むからこそ、副作用のチェックを含めて、じっくり説明してくれる専門医に診てもらいたい」——そうした切実な理由から、車で30分以上かけてでも当院を選んでくださる患者様が非常に多いのが特徴です。当院は主要道路からのアクセスが良く、広々とした駐車場を完備しております。

不安な症状や健診異常を放置せず、まずは24時間Web予約を

長引く咳や血痰は、患者様にとって非常に不安な症状です。また、健診で異常を指摘されたまま放置してしまうと、知らず知らずのうちに肺の破壊が進行し、取り返しのつかない状態になってしまう恐れがあります。

「もしかして…」と思ったら、決して自己判断せずに、CT設備のある呼吸器の専門医へご相談ください。当院では、不安を抱えた患者様が少しでもスムーズに診察やCT検査を受けられるよう、24時間受付可能な「Web予約システム」を導入しております。ご自身のペースで、スマートフォンやパソコンからいつでも簡単にご予約をお取りいただけます。

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